ももたろう「人間関係編」
ももたろうは鬼ヶ島にいる鬼を退治するという話だ。
鬼は盗みをはたらき、近隣に迷惑を及ぼしていることがうかがえる。
ももたろうは正義、鬼は悪という構図だ。
でも果たして、そんな単純なことなのだろうか。
一方的に鬼が虐げられてはいないだろうか。
自分たちの食料や宝物を取り返しただけではないのだろうか。
相手の置かれた状況も理解せず、
良かれと思って掛けた言葉は刃となって相手を傷つけます。
その言葉、一方的な正義ではありませんか。
「鬼にも悩みあり、鬼にも子あり」
続く